2017-02-01から1ヶ月間の記事一覧

清水富美加 『全部、言っちゃうね。』 感想 

「幸福の科学」への出家でメディアを騒がせている清水富美加が、ここぞのタイミングで出した告白本(この団体儲かるぞ~) 『全部、言っちゃうね。』 千眼美子 幸福の科学出版 2017.2.17 別に俺は清水富美加が特に好きなわけではない。演者として出ている映…

漫画 『服を着るならこんなふうに』 はファッション弱者の味方です

服を買いに行くための服が無い! ショップで店員さんに話しかけられるとキョドッてしまって、そそくさと店を立ち去ってしまう.. そんな、自意識過剰な現代人には決して少なくはないであろう ファッション弱者 に優しく歩み寄ってくれる漫画がこちら 『服を…

『グローバライズ』 木下 古栗 騙された..読書感想 

アメトーク「読書芸人」でも紹介され、話題を呼んだ 『グローバライズ』 木下 古栗(きのした ふるくり) 河出書房新社 2016 ・・・ まず最初に一言、俺はこの小説が好きだ。 しかしこれは、ゴールデンタイムのバラエティ番組で芸能人によりおすすめされるべ…

『THE WORLD IS MINE』 3巻

折り返しの3巻目 完全にヒグマドンのターン! いよいよ街中に降臨し、ひたすらに暴れまくる ヒグマドン そんな中、慈愛心に溢れる女性マリアちゃんと接触することで変化し ていくモンちゃんと、嫉妬に駆られて更に残虐行為を犯すトシ 政府もいよいよ自衛隊…

新時代に取り残されないために・・ 『AI時代の人生戦略』 成毛眞

iPhonの音声認識機能「Siri」に代表されるAI(人工知能) プレイステーションVRの発売が耳新しいVR(仮想現実) ポケモンGOに使われた新技術AR(拡張現実) など、新しい時代の到来を予感させる技術が現実化してきている。 2016年はVR元年と…

自閉症をめぐる兄弟の絆のロードムービー 『レインマン』 

自閉症の兄を演じるダスティン・ホフマンと、最初は遺産目当てで兄を施設から連れ出すが、彼に触れて少しずつ兄弟の絆を取り戻していく弟を演じるトム・クルーズというキャストで送られる、心温まるロードムービー 『レインマン』 監督 バリー・レヴィンソン…

西 加奈子『舞台』

書店であらすじを見て、自分に通じるものを感じて即買いした小説 西 加奈子『舞台』 『人間失格』の主人公「葉蔵」を自分自身のように感じる自意識過剰な29歳の青年「葉太」。 忌み嫌っていた父親が病気で死に、父親が遺した金で、ある一冊の小説「舞台」を…

国家の危機意識の低さに警鐘を鳴らす小説 村上龍 『半島を出よ』

社会に対する問題意識とか、生存理由の希求とか、何か飢えを感じると村上龍の小説を読みたくなる。 村上龍 『半島を出よ』上・下 幻冬舎文庫 2005 簡単なあらすじは 福岡が北朝鮮に侵略され、国家の危機管理体制の低さや法整備の不備により政 府は具体的な行…