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ウラジーミル・ナボコフ 『ロリータ』

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 「ロリータ、我が命の光、我が腰の炎。我が罪、我が魂。ロ・リー・タ。舌の先が口蓋を三歩下がって、三歩めにそっと歯を叩く。ロ。リー。タ。」

 

 こんな軽妙な書き出しから始まるアメリカの古典文学。

 展開が次々と切り替わっていく疾走感のある物語ながらも、洒脱さ溢れるモノローグによって妙味を加えられた、飽きさせない小説。

 俗間に氾濫するロリコンなる、少女の幼さを性的に愛してやまない紳士に付される称号の由来となった小説でもある。

 日の出を見るまでに紆余曲折のあった、花咲く前の蕾に宿る妖精的魔力に魅せられた中年男の、破滅に至る物語。

 

―歪んだ性癖をお持ちのお兄さん方、

          この小説を読んで、

      ロリコンにとりつかれた男の哀愁溢れる末路を心に焼き付けましょう―