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吉田修一 『怒り』

 パレードからの..

 

  吉田修一『怒り』

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 消化不良感が強い。

 時を同じくして違う場所に身分不詳の青年が現れる。

 それぞれがその青年と信頼関係を築いていくが、少しの綻びから、隣のこの人は手配中の殺人犯かもしれないという疑心暗鬼に変わっていく。

 サスペンスではあるが、推理小説ではなく、結末までの登場人物の心情の変化をなぞっていく感じ。

 結局タイトルの「怒り」が内包する意味や背景は掴めない。

 『パレード』を読んだ時に感じた、なんとなく不気味という感覚が著者の作品の持ち味なのかもしれないが。

 

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